後期のフィールド実習開始!

本学では、実習の中で作物の栽培管理を学んでいます。今回はぶどうを題材に「摘粒(てきりゅう)」作業を体験しました。
摘粒とは、ぶどうの房に実る粒の数を調整し、大きくきれいな果実を育てるための大切な作業です。一般的には数十粒に整えるのが理想とされています。
しかし、摘粒の仕方を変えると、あえて多くの粒を残したぶどうを育てることも可能です。実習ではその違いを学ぶため、粒数を調整せずに育てたぶどうを観察しました。
実際に数えてみると、その房にはなんと146粒!通常の房とは大きく異なる姿に、学生たちは驚きの声をあげていました。
食べることが目的ではありませんが、自分たちの手で栽培し、粒数の違いを確認できたことは貴重な学びとなりました。
こうした実習を通じて、学生たちは作物栽培の奥深さを実感し、教科書だけでは学べない経験を積んでいます。