所属:生物資源科学部 地域資源開発学科 職位:教授、副学長、高等教育推進機構長、教学IR推進室長 学位:博士(教育学)
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英語教育の歴史を研究しています。 その一つは庄原英学校。明治中期にわずか8年存立した学校ですが、そこで使われた英語教科書を解説した「独案内」が現存しています。 著者は庄原出身の英学者・森修一。「独案内」には英文音読のための発音カナ表記や、漢文訓読と同様の英文解釈法が示されています。いわば「明治期の教科書ガイド」。現代の英語指導法への示唆を求め、現存する古書の分析を続けています。
フェートン号事件を契機に日本で英語教育が始まってから210年余り。さまざまな試行錯誤を経て現在の英語指導法に至っています。 指導法の変遷をたどると、その効果を十分検証されないまま、時代の背景の中で姿を消してしまったと思われるものも少なくありません。 そうした歴史上の指導法を掘り起こし、第二言語習得研究の成果に照らして有用性を再評価したいと思います。
○地域に残る英語教育史資源の掘り起こしが急務です。 旧家から「資源ごみ」として出される古書・古新聞の中には、歴史を語るお宝が少なくありません。かつて庄原市口和町の依頼を受け、明治期の教材や自筆ノートなどを調査したことがあります。横文字の書かれた古書や紙類が蔵から出て来たときは、捨てる前にご一報いただければ幸いです。
○地域の学校や教育委員会と連携し、英語力向上や国際化の推進などのお手伝いができればと思います。
▶︎ 英語教育史・英学史を中心とした公開講座 ▶︎ 教育委員会や学校と連携した英語教員研修など