多岐にわたる分野を習得して、幅広い素養を身につける
充実した専門科目を通じて、学問の体系に触れてその本質を知る
専門を深く追求して、配属される研究室で未知な領域を体験する
集大成の卒業論文作成のため、科学研究や地域課題に取り組む
(3〜4年次の2年間)
附属フィールド科学教育研究センターのさまざまな施設を活用し、野菜や水稲などの基本的な栽培技術、病害虫管理やスマート農業の技術などを実地に習得します。地域食材や伝統食材の加工法や土壌・植物体の簡易分析などの専門知識と技術を学べます。 さらに、中山間地や畜産関係施設や6次産業化に関わる事業などに出向き現代の取り組みや課題を理解していきます。 フィールド科学教育分野の基幹科目であり、入門にあたります。
派遣研修地域の持続可能な農業生産技術や経営を学ぶとともに、グローバルな視点で農業生産や食品加工技術を学びます。また、修得した技術や能力を世界で活用し、専門家として世界で活躍できる人材を育成するため、アジア地域で1週間程度の「国際異文化農業体験研修」を実施しています。 この研修を通じて、日本と異なる農業や食品加工、社会や異文化を理解することにより、国際的視野を育成していきます。海外での研修は学生にとって大きな刺激となり、新たな目的意識を抱く貴重な機会を得られる取り組みです。
進化を続けるテクノロジーは、農業にも広く影響を与えています。次世代農業学では農業で使用できる新しいテクノロジーや、時代に即した経営について広く接し、基本的な構成やシステムを自ら発信できる人材を育成することを目的としています。実際に実用化されている農業システムや栽培手法について、向き合い方、解決すべき課題を議論していきます。 さらに庄原キャンパスの植物工場にて自ら計画した実験を行い、データ解析を学んでいきます。
食に関する正しい知識と倫理観を養い、人間が健康・健全な生活を送るために必要な基本的知識を習得することを目的としています。 本講義では食品におけるさまざまな変化を化学的な視点から解説します。 後半は食品を取り巻くさまざまなトピックから興味のあるテーマを選定し、調査しプレゼンテーションを実施します。
農業経営は時代とともに大きく移り変わっています。家族経営は雇用型経営へ、小規模経営から大規模経営へとシフトしています。また、6次産業化をはじめとする農業の多角化も進んでいます。 本科目では経営戦略策定と分析のツール、実行の際に求められる分析や改善活動などを学び議論していきます。デジタル技術の進化に基づく経営戦略の立案と実行のあり方を考察し、農業経営における経営戦略手法の可能性を議論していきます。
3年生から各研究室に配属され、2年間でこれまで学修した課題探究を適切な方法で考察し、論文にまとめます。
【テーマ例】 「日本におけるタピオカドリンクブームの発生要因分析(朴研究室)」 「タケ培養細胞株のリグニン蓄積の特性を細胞操作と化学分析で解明(荻田研究室)」 「共役リノール酸のリン脂質誘導化とその脂肪蓄積抑制作用(山本研究室)」